別れましょう。

彼に会ってきた。
髪の毛きってさっぱりしていた。
いつものカフェにいった。

座って、すぐにちょっと早いホワイトデーとして
彼の手作りのマドレーヌと、市販のお菓子をもらった。
付き合ってたら、来週辺りにアクセサリー買いに行こうって
思ってたっていってて、でも、私は彼の手作りのお菓子
っていうのが嬉しかった。

今日は別れ話をしにきてるのにね（笑）

この間のことには触れず、当たり障りのない普通の話し。
そんな話しをしているうちに、飲み物も飲み終わって
向こうが、そろそろ・・・みたいな感じでいうから、
笑顔でいった。

「これから本題はいるのに！」

ってね。

彼は、やっぱりきたかってような顔をして、
でも私はそんな彼に言った。

ちゃんと目を見て、別れようっていってって。

彼は困った顔をしていたけれど、私は言わせた。
じゃないと先に進めないから。そして、大好きだった人に
最後はちゃんと笑顔を覚えておいてもらいたいから。

彼がぎこちないながらも「別れよう」って
言ってくれて、わたしは「よくできました♪」って褒めて
あげた。
こんなこと言わされるとはおもわなかったって散々いわれた。

よくできましたってほめたら、こんなこと言わされるとはおもわなかったって。

でもね、私はホントに真剣だったんだ。
その想いをしっかり伝えた。そしたら向こうが、

「何？俺が本気じゃないと思ってたんだ？言葉に出してないけど
俺だってそうだったよ」

って言ってくれて。
確かにいっぱい会ってくれてそれが彼なりの愛情表現に
なっていてくれたのかもって思うけれど、不安に結局
負けてしまったんだ。私は。

今まで、いえなかった本音、全部手紙に託した。
彼は、読むの怖いって。思い当たる節があるからって。

最後にちょっとしたわがままを言ってみた。
あっさり通って、彼がこのぐらい言えばよかったのにって
いうもんだから・・もっとちゃんと本音を言えれば
よかったなぁ・・・って思ったよ。

でも、最後はちゃんと笑顔で「バイバイ」できた。

いい別れ方、出来たと思う。

ありがとう。先輩。